製造風景


原料を準備

おいりの原料はもち米。蒸したもち米を石臼に入れてついていきます。





生地を延ばす

つきあがった柔らかい生地を、米ぬかを広げた台の上で、数本のめん棒で、延ばしていきます。(台や、めん棒に生地が付いてしまわないように適宜米ぬかを振りながら作業をします。)



天日干し(乾燥)

延ばした生地を網の上に広げ、天日干しにして乾かします。(天候等により屋内に入れて干しながら乾燥させていきます。)



さいの目切り

乾燥した生地を、さいの目に切りそろえます。この粒がおいりの原形です。



天日干し(乾燥)

ここでもう一度天日干しにして、生地を調整していきます。



煎る

さいの目状の生地を釜に入れて煎ります。すると小さな角形の粒が膨らみ、真ん丸で真っ白なおいりになります。”角がとれて丸くなる”ことも、「幸せのお菓子」「幸せのおいり」といわれる所以です。煎りたてのおいりは、ほんのり温かく、ふんわり甘く・かすかに香ばしいにおいが漂います。



味・色付け

煎りあがったおいりを回転機に入れ、シロップをまんべんなく絡めていきます。色付けもこのタイミングで行います。(色ごとにわけて行います。)このあと乾燥させればおいりの完成です。




検査・包装

欠けたり、焦げたりしたものがないか、目で見てチェックし、あれば取り除いていきます。
袋に入れて箱(またはパック)に入れれば、できあがりです。


おいりができるまでに、
約2週間あまりの手間暇をかけています。

かつては全て手作業でした。その様子は、山下おいりに同封のチラシに掲載しています。